アイテム番号: SCP-001-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-001-JPはその特性上、収容することは不可能だと思われます。また、いかなる記憶処理装置を用いたとしてもSCP-001-JP-Bを元の職員に戻す試みは失敗に終わっています。
説明: SCP-001-JP-Aは(Dクラス職員や共同雇用職員といった徴収された人々を含む)、財団の全職員が、財団の業務内容を忘れ記憶喪失になる現象です。
SCP-001-JP-B(SCP-001-JP-Aの影響を受けた職員)に改めて財団の業務を教えようとすると「嫌だ」「得体の知れない組織に取り込まれたくない」などして財団の業務を行うことを拒否します。
また、SCP-001-JP-Bにはどのような記憶処理、処置も効果が無いこと、Hm値が異常に低くなっている事が確認されています。
資料: SCP-001-JP-B 識別
SCP-001-JP-B-1 : D-9675 28歳成人男性
SCP-001-JP-B-2 : D-56920 48歳 中年女性
SCP-001-JP-B-3 : Dr.Bright 現在は24歳の男性
SCP-001-JP-B-4 : D-67890 年齢不詳の白髪の男性
SCP-001-JP-B-5 : O5-1
補記: SCP-001-JPの影響範囲は段々広がっている様な気がしてならない。まさかO5すらSCP-001-JP-Bになってしまうなんて。 - Dr.███
インタビュー記録
対象: SCP-001-JP-B-3 (元Dr.Bright)
インタビュアー: O5-12
<記録開始>
SCP-001-JP-B-3: やあこんにちは。今日は良い天気だね。
O5-12: こんにちは。確かに今日は良い天気だね。
SCP-001-JP-B-3: (表情を綻ばせて)あぁ、そうだと思ったよ。やっぱり今日は良い天気だよな。アンタとは気が合いそうだ。
O5-12: それは良かった。ところで、君は自分のことを少しでも思い出せたかい?
SCP-001-JP-B-3: いやぁ、全然駄目だな。まるで思い出せない。すっかりお手上げだ。
O5-12: それにしては晴れやかな顔をしている様だが…
SCP-001-JP-B-3: 分かるかい?あはは。それは自分のことを思い出す必要が無いからだろうな。
O5-12: ….何故?
SCP-001-JP-B-3: 俺は記憶を失う前、とんでもない生活を送っていた気がする。記憶が戻ったらまた、俺は俺に戻らなきゃいけないだろ?だから、ほんの少しでも何者でも無い、ただの人間として暮らすのも良いかな…ってさ。不思議と心は晴れやかだよ。
O5-12: あぁ、それは良かった。
SCP-001-JP-B-3: あぁ。アンタも自分のやりたいようにやれよ?
O5-12: それは…とても(嗚咽する)
O5-12: 良い考え…だね..
SCP-001-JP-B-3: だろ?
<記録終了>
終了後、 O5-12はSCP-001-JP-Bへと変異している事が確認されました。
以降、SCP-001-JP-Bに関する如何なるインタビューも実施される事はありません。
現状、SCP-001を収容することは不可能と考えられます。

